保湿重視しても厚化粧に見えてしまう。
それはなぜなのか?
実は、自宅ケアだけではどうしようもない肌の凹凸にあります。
その悩みを解消するためにできることをお伝えします。
なぜ肌に凹凸が出現するのか?
肌の水分量が保たれていない、
要は、角質水分量が適切に保たれていないため
肌がシワっぽくなる、ハリ感がなくしぼんだ感じになり、肌に凹凸ができてしまう。
スキンケアで保湿しても改善しない場合は医療技術に頼ることになります。
角質水分量を適切に保つことに関しては「保湿重視とは具体的にどういったことか?」で説明してますので、興味がある方はそちらをご覧ください。
肌の凹凸、たるみは医療技術に頼るしかないのか?
肌の凹凸はたるみによるものも多く、スキンケアだけではどうにもできないものです。
また、毛穴が目立つ場合もたるみと関係性が深い上に
毛穴の黒ずみまで重なるとかなり厄介です。
どんなに毛穴ケアをしても、生まれ持った毛穴の数は減らないので
肌質を改善していくしか方法はない。
となると、医療技術のレーザーやフォトに頼ることになってしまいます。
満足いく結果を求めているなら医療技術に頼るしかないという結論になってしまいます。
厚化粧にならないために肌質を改善する施術って何がある?
何を優先順位に置くか?によって選ぶ施術の方法が変わってきます。
- たるみを優先してなくしたいのか?
- シミ・そばかすやくすみを優先するのか?
- ニキビ跡の凹凸を優先するのか?
だいたいこの3つに分けられると思います。
たるみを優先して施術する場合
- HIFU
- サーマクール
- ボルニューマ
- サーマジェン
- エンブレイスRF
以上のような超音波や高周波を使って肌の内側をタイトニング(引締め)ていく施術です。
分かりやすくたるみを引き上げ、満足度が高いものは「糸リフト」
フェイスリフトをして体にメスを入れる施術までしたくないけど
たるみを引き上げたい時によく選ばれているのが糸リフト。
ただ、糸リフトをやったら一生たるみが改善した状態になる施術ではありません。
糸リフトが肌になじむので元に戻っていきます。
そのため継続する施術と思っておいてください。
糸の種類も色々あるため、そこはクリニックへ行って担当医と相談して決めて行ってください。
シミ・そばかすやくすみを優先して施術する場合
手っ取り早くシミをなくしたい人におすすめなのは「IPL」で
例えば、「ヴィーナスベルサ」「ルメッカ」などがあります。
ヴィーナスベルサは初心者のシミいろんな シミがたくさんある人の 肌トラブルを少なくシミを薄くしてくれる のに適しています。
ルメッカの方はそんなに 濃くはないシミ、もしくはIPLとかいろんな治療を経験していてシミが薄めな人にもう一声薄くしたいときに適しています。
IPLのメリット
様々なシミだけではなく、赤くてシミに見えているものにも効果があります。ハリが出る効果があるのでハリが出るとシミのように 見えている影が薄くなったりすることもあります。
初心者さんでまず何をしたらいいかわからないという人はいろんなものに効くIPLを使ってみると良い。
IPLのデメリット
IPLの刺激で肝斑が悪化してしまう人がいます。
その場合は
- トラネキサム酸を内服する
- エレクトロポレーションなどで導入してあげる
これらをした上で効果のある治療をすること。
肝斑がある場合に効果的な治療は
- ピコトーニング
- マイクロニードリング RF
- ルビーフラクショナルレーザー
などがあります。
以上のように「シミ」とひとことで言っても、
- 老人色素班なのか
- シミが濃いのか薄いのか
- そばかすなのか
- 肝斑があるのかないのか
など、人によって症状が違うので選択肢も違ってきます。
そこはクリニックへ行って担当医と相談して決めて行ってください。
特に肝斑が絡むと厄介なので肌の状態を診てもらい、適切な施術を受けた方が早道です。
ニキビ跡の凹凸を優先して施術する場合
ニキビ跡の治療となった時に3つの ポイントがあります
- 穴を開ける
- 熱を加える
- 穴と熱両方加える
1回あたりの治療で最も効果があるのは当然「穴と熱の両方が加わるもの」で
ディスカバリーピコフラクショナルによる レーザー治療があります。
他にもダーマペンを使い、薬剤を中に入れていく方法などもありますが
どちらにしても繰り返すことで理想の肌に近づいていきます。
予算とダウンタイム(施術によって生じる腫れや赤みなどが治るまでの回復期間)など不安な点が多々あると思います。
そこはクリニックへ行って担当医と相談し、肌に適切な施術を選んだ方が美肌への近道となります。
美容クリニックの施術は組み合わせた方が良い
1回で、1つの施術で全ての悩みが解決する!
なんてことは残念ながら今の美容医療ではありえません。
1回やったら終わりではなく、その施術方法や目指す肌によって
理想の期間、施術回数は変わってきます。
また、糸リフトとHIFUを組み合わせた方が見た目の変化を実感しやすかったり
シミ治療のためレーザーを当てたあと、肌の炎症を抑えるトラネキサム酸を肌に導入するなどという組み合わせを提案されます。
施術すると内服薬を必ずと言っていいほど推奨されます。
美容クリニックへまだ行った事がない、なじみがない場合は
組み合わせ治療を提案されることは一般的であることを基礎知識として持っておくと「なぜ?」という不信感が和らぎます。
法外な金額を提示してくる美容クリニックは論外ですが
お客様のキレイになりたい!に寄り添ってくれるクリニックも多くなりました。
この辺りはご自身で見極めてほしいと思います。
見極めるにも基礎知識があると判断材料になるので、
- 肌の悩みは1回の施術で解決することは少ない
- 肌をキープするには数ヶ月に1回継続した方がよい
- 1つの施術ではなく組み合わせ治療の方が多い
- 内服薬を勧められるが応じた方が肌のためによい
という4つの点を基礎知識として持っていると
騙された!と感じることも少ないでしょう。
美容医療はお金がかかりますが、個人的には高いスキンケアラインを使うより肌悩みを確実に解決してくれると思っています。(シミ治療で体験済みです)
まとめ
厚化粧見える原因は、シワ、たるみ、ニキビ跡など一人一人違うので
その根本的な原因を解決するには、クリニックへ行って担当医と相談し、肌に適切な施術を選んだ方が早道になります。
またその施術も1つで完了、1回で完了というわけではなく
- 肌の悩みは1回の施術で解決することは少ない
- 肌をキープするには1ヶ月~数ヶ月に1回継続した方がよい
- 1つの施術ではなく組み合わせ治療の方が多い
- 内服薬を勧められるが応じた方が肌のためによい
など、ご自身で考えていた予算よりオーバーする可能性もあるし
考えてもいない面からのアプローチを伝えられる場合もあります。
本気で悩んでいるのなら、自己判断するよりも
一度クリニックへ行ってカウンセリングを受けることをおすすめします。